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健やか通信2015年7月号

真っ白な雲と青い空、蝉時雨…。梅雨が明けると本格的な夏が始まります。各地で山開きや海開きが行われ、夏のプランを立てるのも楽しみ。七夕、風鈴市、ほおずき市、朝顔市と、情緒豊かなイベントも盛りだくさんです。旧暦七月を「文月」と呼ぶのは七夕行事にちなみ、短冊に詩歌を書いて書道の上達を願ったことに由来します。暑中見舞いやお中元の準備は早め早めに。人とのおつきあいを大切にする心は若い世代にも伝えたいものです。蒸し暑い時期でもあるので体調管理や衛生管理に心を配って今月も健やかにお過ごしください。

今月の花
デルフィニウム
デルフィニウムの写真
マリンブルーやパープルブルーの清涼感のある花色が夏の暑さを一時忘れさせてくれるデルフィニウム。 茎の長さを生かしたのびやかなアレンジが似合います。 花言葉=「清明」「慈悲」「軽快」。

今日は何の日?

 七十二候のひとつで、夏至から数えて11日目。半夏生の名前の由来は、この時期が半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃という説や、半夏生(片白草)の花が咲く頃だからなどの説があります。
 半夏生は農家にとって大切な節目の日。現在では年々早くなっている田植えですが、以前は半夏生に入る時期が田植えに最も適しているとされていました。「チュウ(夏至)は外せ、ハンゲ(半夏生)は待つな」、「半夏半作」などのことわざもあり、夏至の日以降、半夏生までには田植えをすませるのが好ましく、半夏生を過ぎると収穫が見こめないと言い伝えています。
 半夏生は物忌みの日でもあり、酒肉をとらず、井戸水を飲むことを禁じたり、地荒神(畑の神)を祀って御神酒や麦団子を供える習わしがあります。
 関西地方には、半夏生にたこを食べる風習があります。これは、田に植えた苗がたこの足のようにしっかりと根づきますようにという願いをこめたもの。また、福井では鯖を焼いて食べる、香川ではうどんを打って食べるなど、地方によってさまざまな習慣があります

たこのイラスト

今月の祭り

 「郡上八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」の歌詞で知られる郡上おどりは、7月中旬から9月上旬の間、30数夜にわたって行われる日本一ロングランの盆踊り。観光客も地元の人もひとつ輪になって楽しむ“参加する踊り”として人気を集めています。
 踊り会場は城下町の街並みの中や辻の広場、神社の境内など、ひと夏で市街地を一巡します。最も賑わうのは、8月13日から16日にかけて行われる徹夜おどり。老若男女が浴衣姿で下駄を鳴らし、翌朝まで踊り明かします。
 郡上おどりには「かわさき」「春駒」「やっちく」など趣を異にする10種類もの踊りがあり、そのすべてが国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 踊り上手の観光客には、郡上おどり保存会による免許皆伝もあります。日ごとに課題曲があり、保存会員による審査が行われます。「これは上手い!」と認められた人にはその場で免許状を公布。チャレンジしてみるのもいいでしょう。

郡上おどり

ゆであずきのベトナム風デザート

ゆであずきのベトナム風デザートの写真

●材料(2人分)
マンゴー…1/2個
ゆであずき…2/3カップ
ココナッツミルク…1カップ

●作り方

  • マンゴーは皮をむいて角切りにする。
  • グラスにゆであずきと@を盛り、ココナッツミルクを
    注ぐ。

*好みでミントなどハーブを添えても。
*あずきもココナッツミルクもよく冷やしておきます。

五味の性質を知る

五味の性質と働きの図

五味の性質と働き
 酸味は収めたり、固めたりする作用があるといわれ、汗や咳を鎮める、下痢を止めるなどの働きのほか、唾液の分泌をよくする働きがあります。
 苦味はおろす(排泄)作用があるといわれ、便秘、むくみの解消、咳やぜんそくを鎮める働きがあります。
 甘味は痛みをやわらげたり、虚弱な体質を補う働きがあり、脾と胃の働きを調和します。
 辛味は気を巡らせ、発汗作用があり、体の中の熱、寒さ、湿などを汗と一緒に体外に出す働きがあります。
 鹹味は塩味のことで、固いものをやわらげたり、散らしたりする、瀉下(排泄)の作用があります。

味を生かして食養生を
 これらの味は五臓とも関係があり、酸味は肝、苦味は心、甘味は脾、辛味は肺、鹹味は腎と関係し、それぞれ臓の働きを促進させます。この五味の働きを踏まえて、食材や味のとり合わせをしているのが薬膳です。

生活ケアのワンポイント 今月のテーマ「血行不良のケア」

からだがだるい、肩や首がこる、手足が冷えるなど、病院に行くほどではない「からだ」の不調は、もしかしたら血行不良が原因かもしれません。
そこで今回は、血行不良の症状と、日常でできる簡単なケアの方法を紹介します。

血行不良って何?

 血行不良とは文字通り血行が悪くなり、血液がからだのすみずみまで行き渡りにくくなっている状態です。一般的に「血の巡りが悪い」、「血が滞る」などともいわれています。
 私たちのからだにはすみずみまで血管が張り巡らされていて、血液が約60兆個もの細胞に酸素や栄養を運び、いらなくなった老廃物を回収しています。
 したがって血液の流れが悪くなると、全身の細胞に酸素や栄養が十分に供給されず、細胞の新陳代謝が悪くなり、老廃物が溜まってさまざまな症状が出てきます。  また、漢方では私たちのからだには「気・血・水」の三つの流れがあり、この流れのどれか一つでも滞ると、心身に不調を来たすといわれています。漢方の「血」は「赤い液体」として、血液のほかに免疫系や内分泌系のはたらきも表します。また、血の巡りが悪くなった状態を「おけつ(おけつ)」といい、さまざまな症状の原因になると考えられています。
 ここでは病気ほどではないけれど、日常生活を送る上で不快な症状をもたらす血行不良についてお話しします。

血行不良がもたらす症状とは

 血行不良の症状としてよく知られているのは、肩こりや手足の冷えなどです。
 肩こりは、たとえば同じ姿勢で本を読み続けたり、パソコンなどを見続けた場合、肩や首などの筋肉が緊張し、その部分の血管を圧迫して血行が悪くなります。その結果、肩や首の筋肉に十分な酸素や栄養が運ばれないばかりか老廃物も回収されにくいので、そこに乳酸などの疲労物質などが溜まり、こりだけでなく、時に「痛み」として感じることもあります。
 手足の冷えなども血行不良により、末梢血管までに十分な酸素や栄養が運ばれず、細胞の新陳代謝が低下して脂肪を燃やすことができないために、体温が低下して手足が冷えた状態になります。
 また、血行不良による冷えは、「冷える」、「手足が冷たい」などの自覚しやすい症状だけでなく、「何となくからだがだるい」などの症状として現れるので、気づきにくいことがあります。
 このほかに、血行不良だけが原因ではありませんが、中には血行不良が隠れている症状として肌のトラブルや薄毛、頭痛、生理痛、生理不順、風邪をひきやすいなどがあります。このような症状(表)がある人は、次に紹介する血行促進のケアを実践してみてはどうでしょうか。

血行促進のポイント

 血行をよくする(血行促進)ポイントは、主にからだの内外から温めることです。その方法としては食事や適度な運動、ツボ押しやマッサージ、入浴などがあります。
 食べ物には、からだを冷やすものと温めるものがあります。夏に収穫されるトマトやキュウリ、レタスなどの野菜はからだを冷やす作用があります。
 また、パイナップルやマンゴーなど、南国で採れる果物もからだを冷やします。逆にニンジン、ゴボウ、カボチャ、タマネギなどの根菜類や、ショウガやニンニクなどはからだを温める作用があります。
 適度な運動もまた血行を促進します。運動することで筋肉がつくと、筋肉は体温をコントロールするので、体温を上げたり血行不良を改善してくれます。特に、第二の心臓といわれる足を使う運動、たとえばウォーキングなどはからだへの負担も少なく、血行促進にはおすすめです。もし運動が苦手な人や、運動ができない人は、ストレッチをするだけでも効果的だといわれています。座りっぱなしの状態が続いたら、1時間に1回は立ち上がり、腰や背筋をぐっと引き上げてみましょう。
 また、「冷え性のツボ」が足の裏やふくらはぎにいくつかあり、そこを押すことでからだが温まり、血行がよくなるとされています。ふくらはぎを揉んだり、足首から膝に向けてマッサージをすることでも血行がよくなります。
 さらに、入浴もからだを温め、血行をよくします。38℃くらいの低めのお湯に、からだの中がぽかぽかしてくるまで20分ほど、ゆっくりと浸かることが大切です。また、半身浴や足浴などもいいでしょう。お風呂上がりにストレッチをすると、より効果的です。

健やかポート

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ポートの内容

7月(晩夏)の季語と俳句

向日葵 【ひまわり】

向日葵(ひまわり)(つるぎ)(ごと)きレールかな

松本(まつもと)たかし

夏空にすくっと立つ姿が、太陽にもたとえられる向日葵。その向日葵に向かって、まっすぐ突き刺すように線路がのびていると詠んでいます。真っ青な空、強くたくましく光輝く黄色の大輪、銀色に輝くレール…。息苦しいほどの真夏の空気が感じられます。

納涼 【すずみ】

くらきより波寄(なみよ)せて()浜納涼(はますずみ)

臼田(うすだ)亜浪(あろう)

「納涼」とは、夏の暑さをしのぐため、戸外や水辺の涼しい場所で過ごすこと。涼を求めて高原や海辺に行く「避暑」に対し、身近な場所で涼をとる庶民的な消夏法です。目の前の真っ暗な海からひたひたと寄せて来る波。その波音が、涼しさを運んできてくれると詠んでいます。

こんな季語もあります

半夏生(はんげしょう) 炎天(えんてん) 土用浪(どようなみ) 青田(あおた) 雲海(うんかい) (くさ)いきれ 甚平(じんべい)
胡瓜(きゅうり)もみ 梅干(うめぼ) 土用蜆(どようしじみ) 川床(かわどこ) 松葉牡丹(まつばぼたん)

ナス科の多年草で、6〜7月に淡い黄色の花を咲かせます。その後、球形の果実を包んで萼が発達し、初秋には緑色から美しい赤色になります。乾燥させたものはちょっとしたインテリアに。実は種を出し、口に含んで鳴らして遊びます。

答え

【ご注意】この情報は2015年7月現在のものです。