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健やか通信2015年6月号

絹糸のような細かい雨の中、あじさいや花菖蒲の色が目に鮮やかに映える季節。降り続く雨には気がふさぎますが大地を潤す恵みの雨でもあり、時折、差す薄日は夏が近いことを感じさせてくれます。この時期に実を結ぶ植物もいろいろ。梅酒やらっきょう漬け、果実酒など季節の手作りも楽しみです。蒸し暑かったり、梅雨寒だったり体調を崩しやすい気候ですが食事、運動、睡眠など生活環境を整えて今月も健やかにお過ごしください。

今月の花
あじさい(紫陽花)
あじさいの写真
梅雨どきの庭先や街路でしっとりとほころぶあじさい。青や薄紫の小花が集まって、大きな鞠のように咲く姿が印象的です。咲き初めは淡く、咲き終わりに近づくにつれて花色が濃くなっていくので、「七変化」とも呼ばれます。 花言葉は「移り気」「冷酷」。

今日は何の日?

 二十四節気のひとつで、夏に至ると書いて夏至。北半球では太陽が最も高くのぼり、北極圏や北欧では、太陽が夜になっても沈まず一日中薄明るい「白夜」となります。
 日本では、一年中で昼が最も長く、夜が最も短くなります。これは、逆に昼が最も短くなる冬至と比較すると、太陽の出ている時間の差は5時間くらいになります。
 そして、夏の始まりはこれからという一方で、この日を境に少しずつ日は短くなっていきます。
 夏至には、各地で、CO2削減を目標とするライトダウンキャンペーンや、キャンドルナイトなどの環境運動が行われます。普段はイルミネーションに彩られて明るい都会の夜も、この日は夜空に星が瞬く様子が見られるかもしれません。ご家庭でも照明を消してろうそくの火だけで過ごし、これからの地球環境について家族で話し合ってみてはいかがでしょう。

キャンドルナイト

今月の祭り

 農耕馬に感謝する、200年以上に及ぶ伝統行事。木々が緑の色を深め、水田にたっぷりと水が張られた6月の第2土曜日。色とりどりの装束をまとった100頭近くの馬と馬主が、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までの約13キロの道のりを行進。南部地方に初夏の訪れを告げます。
 南部地方は古くから馬産地として名を馳せ、南部曲り家の茅葺き屋根の下で、家族の一員として馬を大事に扱ってきました。「チャグチャグ馬コ」はこうした地域ならではの珍しい祭りとして、文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されています。また、「チャグチャグ」と鳴る美しい鈴の音は、環境庁「日本の音風景100選」に選出されています。
 馬の装飾は大名行列の「小荷駄装束」の流れを汲み、生地や染料など昔ながらの手作りで丹精こめて仕上げられ、総重量60s、鈴は1頭あたり700個にも及びます。
 引き手、乗り手の衣装も見もの。男性は腹掛け、乗馬ズボン、腕さしなどを黒で揃え、女性はかすりの着物に黄の帯、黒の股引姿と、凛としたたたずまいです。

チャグチャグ
馬コ

ゆっくりおやつタイム セロリとりんごのヨーグルトドリンク

セロリとりんごのヨーグルトドリンクの写真

●材料(2人分)
セロリ…40g
りんご…40g
プレーンヨーグルト…100g
水…50ml

●作り方

  • セロリはよく洗って適宜刻む
  • りんごは皮をむいて種を除き、適宜刻む。
  • ミキサーに(1)と(2)、ヨーグルト、水を入れてなめらかになるまで攪拌(かくはん)する。
  • 器に注ぎ、あればセロリの葉をあしらう。

食材の性質を知る

食材の「五性」とは
 「熱性」は食べると著しく体が温まるもの、「温性」は食べると体が温まるもの、「平性」はどちらにも影響しないもの、「涼性」は体の熱をとるもの、「寒性」は著しく体の熱をとるものです。
 これらの性質の中で多いのは平性ですが、環境や季節によっても違ってきます。たとえば、暑い夏には体を冷やす寒性や涼性のものが多く出回ります。冬や寒さの厳しいところでは、よく動物の肉を食べますが、動物の肉には温性や熱性の性質のものが多いので、体の冷えを防ぐのに効果的です。

季節に合った性質の食材を
 これから暑くなる季節に旬を迎えるきゅうりや白うり、メロンなど瓜類は涼性の食材。体の熱をとり、渇きを癒して体を潤す作用があるので、暑い季節に必要な食材といえます。ただ、冷え性の人は、夏でも温性、熱性の食材を食べ合わせることが必要です。
 このように、食材の性質を知り、季節や自分の体質に合った食材を組み合わせて使うことが、食養生につながります。

熱性の食材 羊肉、シナモン、唐辛子、花椒、こしょうなど
温性の食材 さけ、えび、あじ、しょうが、にら、ねぎ、さくらんぼなど
平性の食材 牛肉、豚肉、かつお、ブロッコリー、小松菜、牛乳など
涼性の食材 ヨーグルト、レタス、オクラ、きゅうり、なす、トマトなど
寒性の食材 ごぼう、れんこん、メロン、すいか、バナナ、チーズなど

生活ケアのワンポイント 今月のテーマ「更年期障害」

今回は更年期障害について、その上手な付き合い方を紹介します。

更年期はセカンドライフの通過点

 女性の更年期とは、閉経前後の10年間を指します。閉経とは1年間月経がない状態をいいます。日本女性の平均閉経年齢がだいたい50歳なので、おおむね45歳から55歳までを更年期としています。
 日本人女性の平均寿命は今や86歳を超え、世界一です。閉経後、実に30年以上もの長い期間を過ごすことになり、まさに更年期はセカンドライフの通過点といえるでしょう。

更年期以降に起こるさまざまなからだの変化

 卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類を女性ホルモンといいますが、女性のからだは一生を通じて、この女性ホルモンの影響を受けています。特にエストロゲンは女性のライフステージにより、分泌量が大きく変化し、更年期に急激に低下します(図)。エストロゲンは生殖以外にも脳機能や心血管機能、自律神経、脂質代謝、皮膚代謝、骨代謝などに作用しているので、エストロゲンの分泌が急激に低下してホルモンバランスが乱れることで、心身にさまざまな症状(不調)が現れます。それが更年期障害です。
 更年期はまた、子供の独立や結婚、夫の定年、親の介護など、家庭にも大きな変化や出来事がある時期でもあり、精神的にも負担の大きい時期と重なります。こうした心理状態やストレスもまた、更年期障害の程度を強めることにもなります。からだの変化や不調などの内なる声に耳を傾け、自分のからだにどんなことが起きているかを知ることで(表)、前向きに対処することができます。

男性の更年期障害とは

 更年期障害というと女性特有の症状だと思われていますが、やはり男性も加齢に伴い男性ホルモンが低下して、さまざまな症状が現れてきます。それを「男性更年期」、または「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」といい、最近、少しずつ知られるようになってきました。
 男性ホルモンはテストステロンといい、筋肉や骨を大きくして「男らしさ」を形成するはたらきがあるので、減少すると筋力の低下や筋肉痛、疲労感などが現れます。また、ネガティブな感情が湧くのを抑えるはたらきも弱まり、うつや不眠、集中力の低下などのほか、性欲の減退や頻尿も起こってきます。
 女性の更年期との違いは、男性には閉経がないので、いつごろから更年期なのか、スタートがはっきりわからないということです。また、世間の認識も低いので、周りの人から「やる気がない」と思われてしまうこともあります。
 一方、本人よりも家族や周りの人が気付くことも多いので、「最近、笑っていない」、「イライラして集中力がない」などの様子が見受けられる場合は、男性更年期外来や泌尿器科の受診を勧めてみてはどうでしょうか。

更年期障害の治療法と、日常生活でのケア

 更年期障害の治療は、女性ホルモンを補充する「ホルモン補充療法(HRT)」が中心で、エストロゲン製剤が使用されます。これには飲み薬や貼り薬、肌に塗るジェル剤などがあります。男性の場合はテストステロンを注射するHRTです。
 この他に漢方薬で「気・血・水」の流れを改善して、全身バランスを整える方法や、自律神経薬を用いて自律神経全体のバランスを整える治療法もあります。
 更年期症状が軽い場合や、更年期障害の予防には、日々の生活習慣を見直し、健康的な生活を意識することも大切です。その第一が「栄養バランスのよい食事」です。特に更年期以降は高血圧症や心臓病、糖尿病などの生活習慣病や骨粗しょう症にかかりやすくなるので、コレステロールや塩分を控え、カルシウムやビタミン、ミネラルを積極的に摂るようにしましょう。
 さらに適度な運動の継続も大切です。ウォーキングやストレッチなどは、血行が良くなり不眠やストレス解消、血圧やコレステロールを下げるなどに役立ちます。

健やかポート

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ポートの内容

6月(仲夏)の季語と俳句

梅雨【つゆ】

荒梅雨(あらつゆ)山家(さんか)煙這(けむりは)ひまはる

前田(まえだ)普羅(ふら)

梅雨は暦の上では6月11日ころの入梅から30日間の長雨をいいます。荒梅雨は、終わりのころの荒れ模様の雨。山間の家から煙が出ている。まっすぐ立ち上るはずの煙が、荒々しい風雨に流され、地面を這い回っているかのようだ、と詠んでいます。

蛍籠【ほたるかご】

蛍籠昏(ほたるかごくら)ければ()()えたたす

橋本(はしもと)多佳子(たかこ)

希少価値になったとはいえ、蛍は今も人々の心を捉え、多くの歌に詠まれています。 蛍の放つ光が暗いのならば、籠を揺すって光らせてみせよう…。もどかしい思いを蛍籠にぶつけて揺らす、女性の一途な思いをこめた作品です。

こんな季語もあります

芒種(ぼうしゅ) 入梅(にゅうばい) 夏至(げし) 早乙女(さおとめ) 早苗(さなえ) 単衣(ひとえ) 紫蘇(しそ) 木耳(きくらげ) (あんず) 枇杷(びわ) 花菖蒲(はなしょうぶ) (かび)

背びれのとげには毒があり、独特の形相は鬼の面のよう。 そんな奇怪な容姿とは裏腹に、身は淡泊で、ふぐに匹敵するほど美味といわれています。刺身、から揚げ、汁ものなどにします。

答え

【ご注意】この情報は2015年6月現在のものです。