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健やか通信2014年12月号

一年の締めくくりとなる月を迎えました。「師走」とは、禅師のように落ち着いた人までが走り回るほど忙しい、の意。年内に片付けたい用事はたくさんですが、早め早めを心がけて準備をしましょう。クリスマスや忘年会には、気の合う仲間と自慢料理を持ち寄るのも楽しそうです。年末年始に訪ねてくるお子さんやお孫さんへのお土産やお年玉の用意も忘れずに。予防接種、マスクやうがい薬の買いおきなどインフルエンザ対策も万全にして今年最後の月も健やかにお過ごしください。

今月の花
ポインセチア
ポインセチア
赤と緑のクリスマスカラーが聖夜を彩るポインセチア。最近では色のバリエーションが増え、ミニタイプも出回っています。花びらのように見えるのは萼の一種で、花は中心の粒のような部分。花言葉は「祝福する」「私の心は燃えている」「聖なる願い」「清純」。

今日は何の日?

冬至

 一年のうちで昼が最も短く、夜が最も長くなる日。この日を境に日が伸びはじめることから、昔の中国や日本では、冬至は太陽がよみがえる日と考えられていました。冬至のことを「一陽来復」ともいいますが、これは古代中国の占いの書『易経』に記されている言葉で、よくないことが続いても、やがて回復してよい方向に向かう、再び運が上昇するという意味です。  冬至にゆず湯に入るのは、身を清める禊ぎの名残で、寒い季節を無事に乗り越え、暖かい春を迎えられるようにとの願いから生まれた風習でもあります。ゆず湯に入ると1年間風邪をひかないといわれますが、実際、ゆずには血行を促して体を温める働きのほか、柑橘系の香りにはリラックス効果もあり、心身ともに癒してくれます。 かぼちゃと小豆がゆも、冬至には欠かせません。かぼちゃを食べると中風にならず、風邪をひかないと言い伝えられています。小豆がゆは、小豆の赤色が邪気を祓う色であることから、冬至に食されるようになったようです。  先人の知恵が詰まった冬至の風習、これからも伝えていきたいものですね。

今月の祭り

秩父夜祭

 秩父神社の例大祭で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭」のひとつ。江戸中期には祭りとともに秩父絹の市が立ち、秩父の経済を潤したことから、「お蚕祭」とも呼ばれています。  見どころは、勇壮な屋台囃子を打ち鳴らし、街中を曳き回される屋台と笠鉾。屋台両袖には舞台を特設して秩父歌舞伎が行われ、長唄に合わせて踊る曳き踊りも楽しめます。  クライマックスは3日の夜。最大20トンもの屋台と笠鉾を、団子坂と呼ばれる急な坂を上ってお旅所へと引き上げる様子が迫力満点です。 また、秩父夜祭に欠かせないのが花火。澄んだ冬空にダイナミックに打ち上がる連続花火の、鮮明なきらめきと体に響く音は、冬の秩父の風物詩となっています。

ゆっくりおやつタイム かんたんアップルパイ

かんたんアップルパイの写真

●材料(2〜4個分)
りんご…1個
冷凍パイシート…20×20cm
グラニュー糖…小さじ4
シナモンパウダー…小さじ1

●作り方

  • りんごは皮をよく洗って縦半分に切り、芯をくり抜いて横2〜3mm厚さに切る。
  • 冷凍パイシートは解凍し、縦横半分に切る。
  • (2)に(1)の1/4量を少しずつずらしながら並べ、グラニュー糖とシナモンパウダーをふる。4枚作る。
  • (3)を200度のオーブンかオーブントースターに入れ、パイ生地が膨れて少し焼き色がつくまで焼く。

冬は体を温める

体を温める食べ物
 陽の気を補う食べ物には、えび、羊肉、くるみ、内臓を温めるといわれているにらや鮭、シナモン、クローブ、こしょう、干したしょうがなどがあります。鮭の粕汁などはまさに冬のお料理。肉類も体を温めるので、煮込みなどで作りましょう。

しょうがは干して使う
 しょうがは体を温めることで知られていますが、冬は干したしょうががおすすめ。生のしょうがは体の熱を外に発散する働きがあり、取りすぎると体を冷やします。薄切りにしたしょうがをざるに並べて数日陰干しし、カラカラに乾いたら保存びんに入れて保存。お茶やスープにと便利に使えます。

脾胃(ひい)を冷やさない
 体の外から温め、とくに下半身を冷やさないようにすることも大切です。冷たいものはなるべく避け、食べたときは温かい飲みものをとるようにします。脾胃を冷やさないことがいちばんの養生になります。

「気」を補う旬の食材の写真

生活ケアのワンポイント 今月のテーマ「水分の管理」

猛暑の夏は熱中症予報も出され、脱水症に注意して水分の管理をしてきたものの、冬場になるとついつい気もゆるみがち。しかし、冬場にも脱水症は起こります。そこで今回は脱水症予防のための、特に高齢者を対象にした水分管理のポイントを紹介します。

からだの約60%は、水分からできています

 私たちのからだに占める水分量は、年齢とともに減っていきます。子供は体重の約70%が水分ですが、成人では約60%、65歳以上の高齢者になると約50%にまで低下します。 このからだに含まれる水分を「体液」といいます。体液はナトリウムやカリウム、カルシウムなどの電解質やブドウ糖、たんぱく質、尿酸などから構成されています。 これまで水分(体液)は、栄養素に含まれていないため、あまり注目されていませんでしたが、実は水分は生命維持に不可欠な成分です。そのために、体内の水分量は常に一定に保たれています。 また、私たちはおよそ2.5リットルの水分を、1日にからだに出し入れしています。これを「水分出納バランス」(図1)といいます。

高齢者は「かくれ脱水」に気をつけましょう

 この水分出納バランスが崩れ、入ってくる水分より出ていくほうが多くなり、水分(体液)が失われた状態が「脱水症」です。脱水症では電解質も同時に失われます。 特に高齢者と子供が脱水症になりやすいので、日頃から注意が必要です。高齢者が脱水症になりやすいのは、最も多くの体液を含む組織である筋肉の量が低下する、喉の渇きを自覚しにくい、腎臓の機能が低下する、などの理由によります。 体重の3%以上の水分を失うと脱水症で、10%失うと命の危機に陥ります。脱水症の一歩手前、体重の1〜2%の水分を失ってはいるものの、まだ症状が出ていない予備軍を「かくれ脱水」と呼びます。 高齢者はこのかくれ脱水を早く見つけ、適切に水分補給を行わないと、症状は一気に進んでしまいます。そこで、65歳以上の方は、「かくれ脱水チェック」(図2)で、その可能性をチェックしてみましょう。 ただし、水分補給は「水を飲む」だけでは逆効果になることもあります。脱水症は水分と一緒に電解質も失っているので、塩分も一緒に摂ることが大切です。

冬場はウイルス感染による、嘔吐や下痢の脱水に注意

 冬場になると流行するノロウイルスやロタウイルスなどの、ウイルス性胃腸炎に感染すると、嘔吐や下痢を引き起こし、それにより体液が急激に失われ、脱水につながります。 嘔吐や下痢は、ウイルスを体外に排出しようとする一種の防衛作用ですが、それにより生命維持のための大切な体液も、一緒に体外に出てしまうので、嘔吐や下痢の症状があれば、脱水を疑い、早急に対策が必要です。 この場合も水だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質も同時に補給する必要があります。高齢者のいるご家庭では、電解質が含まれた経口補水液(レシピ参照)を常備しておくといいでしょう。

健やかポート

「健やかポート」は、あなたと『健やか通信』をつなぐ交流ページです。

ポートの内容

12月(晩秋)の季語と俳句

樹氷(じゅひょう)初雪(はつゆき)霧氷(むひょう)など、寒さを表す季語が並ぶ中、焚き火(たきび)熱燗(あつかん)葛湯(くずゆ)など、暖かさを求める季語も目立ちます。

年の暮 【としのくれ】

ともかくもあなたまかせの年の暮

小林一茶

年の暮れは一年の終わり。仲冬の季語です。「今年もはや暮れようといたしておりますが、とにもかくにもあなた様、阿弥陀仏様のおぼしめしにおまかせいたしますので、お頼み申し上げます」。浄土真宗門徒の家に生まれ、波瀾万丈の人生を送った一茶の、心の声を詠んでいます。

竹馬 【たけうま】

竹馬やいろはにほへとちりぢりに

久保田万太郎

竹馬は、長い青竹に薪などの横木を結びつけた子どもの遊び道具で、冬全般の季語。一緒に竹馬に乗って遊んでいた子どもたちが、夕刻、ひとりふたりとちりぢりに帰って行った…。少年時代の遊び仲間「竹馬の友」が、今では皆ちりぢりになってしまった、という意味もあります。

こんな季語もあります

大晦日(おおみそか) 冬木立(ふゆこだち) 雪囲い(ゆきがこい) 冬至(とうじ) 年忘(としわすれ) (もち) 新巻(あらまき) 河豚(ふぐ)
根深(ねぶか) 柚子湯(ゆずゆ) 枇杷の花(びわのはな) 火鉢(ひばち)

食卓の覆い、または食卓そのもの。「卓袱料理」は大皿を囲む長崎の名物料理。豚三枚肉の角煮など、さまざまな皿が並びます。関西や信州では、野菜やきのこ、かまぼこを煮こんだそばやうどんのことも指します。

答え

【ご注意】この情報は2014年12月現在のものです。