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健やか通信2014年7月号

太陽がいちだんとまぶしく輝く季節です。海水浴や山歩きで、自然を満喫するのも気持ちよさそう。ほおずき市や朝顔市、花火や夏祭りなど季節の行事も楽しみです。『健やか通信』も、より楽しんでいただけるよう、今月号から新しい誌面でお届けします。大きな誌面で読みやすく、新コーナーがふえて内容も充実。みなさまの健やかな毎日のお手伝いとなれば幸いです。

今月の花
ひまわり(向日葵)
ひまわりの画像
北アメリカ原産の、夏を象徴する花。
サンフラワーの英名通り、黄色い花びらを
元気いっぱいに広げる姿は太陽のようです。
花言葉は「あなたを見つめる」「愛慕(あいぼ)」「光輝(こうき)」。

今日は何の日?

土用の丑のイラスト

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間。「土用の丑」は土用の期間の丑の日で、毎年変わり、年によっては2度あることもあります。
夏の土用はとくに気温が高くなり、体調をくずしやすい時期。昔からこの日には、うなぎ、瓜、うどん、梅干しなど「う」のつくものを食べると夏バテしないとされていました。
うなぎを一躍広めたのは、江戸時代の蘭学者、平賀源内といわれています。夏場にうなぎが売れないと嘆く知人の店先に「本日土用の丑の日」と張り紙を出すようすすめたところ、店は大繁盛。これをきっかけにほかの店もまねるようになり、土用の丑にはうなぎを食べる習慣が定着したそうです。
実際、うなぎには良質のたんぱく質やビタミン、ミネラルがバランスよく含まれ、暑い夏を乗りきるすぐれた栄養食といえます。

今月の祭り

祇園祭のイラスト

平安時代に疫病退散を祈願した祇園御霊会を起源とする京都八坂神社の祭礼で、千百余年の伝統を誇る京都の夏の風物詩。7月1日の「吉符入」から31日の「疫神社夏越祭」まで1カ月にわたり、さまざまな神事や行事が行われます。
見所はたくさんありますが、まずは「宵山」。山鉾に吊られた駒形提灯に火が灯ると、お祭り気分は一気に盛り上がります。そしてハイライトは「山鉾巡行」。祇園囃子の「コンチキチン」という独特の節回しが響く中、さまざまな美術工芸品で装飾された山鉾が都大路を巡行する様子は壮観です。
一方、祇園祭の信仰の中核を担うのが「神輿渡御」。1500人以上の担ぎ手が3基の神輿を担いで氏子地域を勇壮豪快に巡行し、迫力満点です。

ゆっくりおやつタイム 黒糖羹

黒糖羹の写真

●材料(作りやすい分量)
黒砂糖…80g
粉寒天…4g
きな粉…大さじ2〜3

●作り方

  • 黒砂糖は包丁で細かく刻む。
  • 粉寒天は1/2カップの水にふり入れる。
  • 鍋に水2カップと(1)を入れて煮溶かし、(2)を加えて混ぜながら完全に溶かす。
  • 流し缶を水でぬらし、(3)を流し入れて冷やし固める。
  • (4)をひと口大に切り分けて器に盛り、きな粉をふる。

夏は食養生で安眠を

温かいものと組み合わせる
 とくに冷たいものと脂っこいものとの組み合わせは、消化が悪いのでおすすめできません。このような食べ合わせが続くと、だんだんと「脾」と「胃」が弱って夏バテにつながります。冷たい料理と温かい料理とを組み合わせ、しょうが、しそ、みょうが、唐辛子など体を温める薬味を上手にとり入れて「脾」や「胃」が冷えすぎないように注意しましょう。

旬の野菜で体の熱をとる
 季節の野菜類では、ウリ科の食材は体の熱を尿から出して体の余分な熱を調整します。また、辛い香辛料は汗をかくことで体内の熱を発散させます。
 冷やしすぎたものや凍らせたものは直接胃腸を冷やすのでなるべく避け、季節の野菜や果物、香辛料を上手にとり入れて熱をとりましょう。

夏野菜の写真

生活ケアの
ワンポイント 今月のテーマ「老化のメカニズム」

 今月から始まったこのコーナーの第1回目は、歳を重ねると、私たちのからだはどう変化していくのかについて、お話しします。

日本人は不健康長寿者!?

 「健康寿命」ということが、近年、注目されています。健康寿命とは、平均寿命から介護されていた年数を引いた数で、厚生労働省の統計によると、日本人は男女ともに亡くなる前の実に10年近くを、介護が必要な状態で過ごしていることになります。この介護期間は先進国の中でも長いほうで、とても健康長寿国とはいえないでしょう。 この健康寿命を伸ばすために、まず敵を知る、つまり加齢によるからだの変化を知り、それにどう対応していくかを考えていきましょう。それがアンチエイジングでもあるのです。  ご家族に介護が必要なご高齢者がいる場合も、日ごろのケアや観察に、こうしたからだの変化を理解しておくことが大切です。

老化は目や耳から実感する

 加齢によるからだの変化として、多くの人が実感するのが、まずは視力ではないでしょか。個人差はあるものの、40歳代後半から遠視が進んできます。さらに歳を重ねると、光をまぶしく感じたり、暗所での物が見えにくくなります。特に夜間は、高齢になるに従い成人の2〜4倍の明るさが必要だともいわれています。
また、耳の聞こえもわるくなってきます。医学的には40歳前後から高音域が聞き取りにくくなり、60歳以上になると会話域の音も徐々に聞こえにくくなってきます。
 こうした視力や聴力の衰えは誰にでもみられることですが、私たちが情報を得るのは、ほとんどが目や耳からです。そのままにしておくと、情報も入らなくなり、脳への刺激が減ってきます。さらに人とのコミュニケーションにも支障をきたします。そのため、視力が衰えてきたらメガネなどで対応する、聴力は補聴器をつけるなど、早めに対応することが大切です。

「減る」「硬くなる」「崩れる」が高齢者の特徴

加齢によるからだの変化のイラスト

 老化のメカニズムとしては、「減る」「硬くなる」「崩れる」がキーワードです。
「減る」代表が脳細胞です。「物忘れ」が起こるのは、この脳細胞が減るからです。また、骨量も減るので、特に女性は女性ホルモンの減少に伴い、骨粗鬆症にかかりやすくなります。筋肉量も減って足腰が弱くなり、つまづいて転びやすくなります。
「硬くなる」代表的なものが血管で、動脈硬化による脳血管障害などが起こりやすくなります。また、靭帯も硬くなるので、関節の動く範囲が狭くなります。皮膚も水分が減るために硬くなります。
「崩れる」代表的なものは、からだのミネラルバランスです。そのため、脱水症や熱中症が起こりやすくなります。また、ホルモンのバランスも崩れ、機能が低下してきます。特に女性は閉経を境に女性ホルモンがぐっと減るので、更年期障害などのさまざまな症状が起こります。
 このほかにも加齢とともに、からだのさまざまな器官で変化が起きています(図1)。目に見える機能の衰えのほか、気づかない変化も少なくありません。これらの変化を頭に入れておき、早めの対策を考えておくことが健康長寿の第一歩です。

健やかポート

「健やかポート」は、あなたと『健やか通信』をつなぐ交流ページです。

ポートの内容

7月(晩夏)の季語と俳句

蝉時雨、草いきれなど暑さを感じさせる季語の中に、風鈴、打水など涼を求める季語も目立ちます。

秋近し【あきちかし】

秋ちかき心の寄るや四畳半

松尾芭蕉

四畳半の庵の茶室に集まり、歌仙を巻いたり、お茶をいただいていると、秋も近いことがしみじみと感じられる。集まった人々の心が寄り添ってくるようだ…。季語は秋近しで、晩夏の季語です。

甲虫【かぶとむし】

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫

高野素十

甲虫が糸を結ばれ、どこかにつながれているのでしょうか。逃れようと足を踏ん張ると、糸はぴんと張って1本の線に…。鋭い写生の眼と描写の技量が光る素十の代表作。甲虫は兜虫とも書き、夏全般の季語です。

こんな季語もあります

百日紅(さるすべり) 浜木綿(はまゆう) 冷や汁(ひやじる) 夏氷(なつこおり) (うり) 茄子(なす) 西日(にしび) 夕凪(ゆうなぎ)
土用(どよう) 暑気払い(しょきばらい) 炎昼(えんちゅう) 炎天(えんてん)

アカネ科の常緑低木。夏に香りの高い白い花をつけます。
果実は熟すと黄紅色になり、漢方薬の原料にするほか色素を染料としたり料理の色づけに使います。

答え

【ご注意】この情報は2014年7月現在のものです。