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健やか通信2013年7月号

梅雨が明けて、いよいよ夏本番。海水浴や山登りなど、自然を身近に感じてのレジャーが気持ちよい季節です。花火や夏祭り、ほおずき市や朝顔市など夏ならではの楽しい行事も盛りだくさん。とはいえ、気温が高くなるにつれて不快指数もぐんぐん上がってきます。暑さに負けないようしっかり体調管理をして、今月も健やかにお過ごしください。

7月 文月(ふみづき)
中国では古くから7月7日に書物の虫干しをする行事がありました。これが日本に伝わって「文開く月」となり、「文月」と呼ばれるようになりました。稲穂が目立つ時期「穂見月」という説もあります。

今日は何の日?

土用の丑の日のイラスト

2日 半夏生(はんげしょう)
雑節のひとつで半夏が生えるころ。半夏は水辺に生える「カラスビシャク」という薬草で、部分的に白くなった葉が化粧をしているように見えます。
関西では半夏生にたこを食べる習慣があります。ちょうど田植えが終わる時期なので、「田に植えた苗が、たこの足のように根づいて豊作になるように」との願いがこめられています。

6日 サラダ記念日
「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念口」。俵万智のベストセラー歌集『サラダ記念日』の一首から生まれ、記念日という言葉を広く定着させました。
スーパーやドレッシングメーカー、レストランなどでもPRイベントが行われます。

7日 七夕(たなばた)
奈良時代から伝わる行事で五節句のひとつ。織姫と彦星が天の川を渡って年に一度だけ会えるという中国の伝説と、日本古来の「棚機女(たなばたつめ)」の風習が結びついて現在の形になったといわれています。
七夕には、願い事を書いた五色の短冊や吹流しを笹竹に飾って祝います。また、古くからそうめんを食べる習慣がありますが、これには「小麦の収穫期なので、小麦粉で作ったそうめんを供えた」「そうめんを機織りの糸に見立てた」など諸説あります。

15日 ぼん
祖先の霊を供養する行事。祭壇にきゅうりやなすで馬や牛を作って供えます。これは祖先の霊があの世とこの世を行き来するためのもので、”精霊馬(しょうりょううま)”と呼ばれます。13日夜に迎え火で霊を迎え、16日に送り火で送ります。実際には月遅れの8月に行う地方がほとんどです。

15日 海の口
7月第3月曜日。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨のもとに制定された国民の祝日です。

22日 土用の丑
土用は雑節のひとつで、夏の土用は暑さの厳しいころ。なかでも特に暑いとされているのが丑のロです。土用の丑には、夏バテしないよう、うなぎを食べる風習がありますが、これは江戸時代の学者・平賀源内が知人のうなぎ屋のために広めたといわれています。

23日 大暑(たいしよ)
二十四節気のひとつ。夏至からひと月あまり、気温がぐんぐん上昇し、いよいよ酷暑を迎えます。

今月の味 ゴーヤー

ゴーヤーチャンプルーの写真

にがうりとも呼ばれ、その名が示すとおり、独特の苦みが特徴。沖縄、鹿児島、宮崎のほか、群馬などでも栽培されています。
ゴーヤーは、その栄養価の高さに人気があります。豊富に含まれるビタミンCは、疲労回復やストレス解消に効果抜群。しかも、ゴーヤーのビタミンCは熱に強いため、炒めたりゆでたりしても損なわれることなく、効率的に吸収できます。さらに、強い苦み成分には健胃作用もあります。
白いわたと種の部分はとくに苦みが強いので、スプーンでしっかりかきとってから調理します。さらに、切ってから水にさらす、塩もみをする、さっとゆでるなどの下ごしらえや、油を使って調理する、酸みをきかせるなど調理によっても苦みが抑えられます。
ツル性で育てやすいゴーヤーは、ここ数年は、”緑のカーテン”としても注目されています。生い茂る緑の葉が建物の温度上昇を抑え、省エネルギーにもひと役買ってくれるのです。
今年も暑さが予想される夏。ゴーヤーパワーでおいしく元気に乗りきりたいものです。

どこが違う?どう違う?辛子・マスタード

和辛子と洋辛子では辛みの成分が違う。
辛子もマスタードも、アブラナ科の1〜2年草であるカラシナの種子が原料。カラシナの種子には大きく分けて和辛子と洋辛子がありますが、辛みの成分が違います。
おでんやとんかつに欠かせない辛子には、鼻にツーンと抜ける辛みがあります。このように揮発性のある強烈な辛み成分をもっているのが、和辛子です。
一方、洋辛子の辛み成分はツーンとくる揮発性が弱く、比較的マイルド。うまみもあります。
最近の辛子はチューブ入りペーストタイプが主流ですが、原料が和辛子のみのものと、洋辛子をブレンドしたものとがあります。和辛子のみのほうが辛みが強く、メーカーでは“和風からし“和からし”などの商品名で特徴づけています。マスタードはおおむね洋辛子を原料に作られるため、辛みは比較的マイルドです。

チューブ入り辛子は種子から作るタイプが人気。
カラシナの種子を圧搾して油分を調整し、製粉したのが粉辛子。チューブ入り練り辛子は、粉辛子を水で練り上げて容器に詰めますが、種子をそのまますりつぶして作るものもあり、“本生○○”“特選○○”などの名前で出回っています。辛子の成分が丸ごと入って、ひきたての風味と辛みが生きていることから、最近ではこのタイプに人気が集まっています。

風味と酸みを味わうマスタード。皮ごとひいたあらびきマスタードも。
マスタードは粉辛子かすりつぶした辛子の種子に、ワインや酢、塩、スパイス類などを加えて練り上げ、熟成させて作ります。辛子に比べて辛みも刺激もグンとマイルド。辛みよりも風味や酸みを味わうもので、サンドイッチやポテトサラダ、ハンバーガーなどに、マヨネーズ感覚でたっぷりつけていただきます。
“あらびきマスタード”の名称で出回っているのは、種子を皮ごと粗びきにして混ぜこんだもの。辛みとうまみのバランスがよく、ポトフやソーセージ、ホットドッグにそのままつけるほか、肉や魚料理のソースに加えて味のアクセントにしたり、ドレッシングやマリネ液に加えてもおいしいものです。

始めよう、メタボ予防

油脂類のとり方に注意する

さまざまな食品の中で、とくに工ネルギーが高いのが油脂類です。たとえば、サラダ油大さじ1=12gのエネルギー量は111kcal。 8枚切りの食パン1枚45g =117kcalとほぼ同じです。
メタボ予防には、油脂類の摂取を控えることが肝心です。         

調理法を選ぶ
揚げものや炒めものなど油を使った料理は、短時間でできてボリュームたっぷり。家庭でも外食でも食べることが多い料理です。けれども、揚げものは材料の重さの10〜15%、炒めものでも5%くらいの油を使います。揚げものや炒めものは回数を減らし、油を使わずに調理できる焼きものや蒸しもの、煮ものを多くするのが、メタボ予防への近道です。

隠れ油脂に注意
油脂類はスナック菓子、インスタント食品にも多く含まれています。調理をするときに使う油と違って、こちらは目に見えないので意識せずにとってしまいがち。メタボが気になる人は、こうした加工食品のとりすぎにも注意することが大切です。
また、同じ油でもオリーブ油やごま油、べに花油などには、不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。油脂を使うときには、質にも注意しましょう。 

7月(文月・ふみづき)の季語と俳句

盛夏、炎昼、打ち水、風鈴など、真夏らしい季語が目立ちますが、俳句では5〜7月が夏で、7月はもう晩夏になります。

蝉【せみ】
閑かさや 岩にしみ入 蝉の声 松尾芭蕉

元禄2年夏、『おくのほそ道』の旅の半ば、弟子の曾良を伴い山形の立石寺を訪れたときの、芭蕉の名句。
立石寺は“山寺”の名で親しまれる古刹。その山上で、芭蕉は岩にしみ入るように鳴く蝉の声を聞きながら、宇宙の静寂が心の中に広がるのを感じたのでしょう。この句の前書きに「心すみ行くのみおぽゆ」とあります。

夕立【ゆうだち】
夕立が 洗っていつた 茄子をもぐ 種田山頭火

突然の夕立が夏の日の喧噪を消し去った後、畑では鮮やかな紫紺色がつややかに輝いている…その自然の恵みをひとつふたつもぎながら、「さて、今宵の肴はなににしようか」と思う…。放浪の俳人・山頭火らしい一句です。
季語は「夕立」。真夏の午後、暑さにぐったりしている人や草木を生き返らせる。“天の恵み”でもあります。

こんな季語もあります

炎天 夕凪 雪渓 土用 暑気払い 芭蕉布 浴衣 団扇 心太

泥鯖鍋 冷や汁 髪洗う 毛虫焼く

【ご注意】この情報は2013年7月現在のものです。