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健やか通信2013年2月号

一年でいちばん寒い季節ですが、日差しが少しずつ明るさを増し、梅の開花の知らせも聞こえてきます。立春をすぎれば暦の上では春。風邪をひかないように温かくして今月も健やかにお過ごしください。

2月 如月(きさらぎ)
きさらぎは「生更ぎ」のことで草木が生えはじめるの意。
また、寒さのためにさらに衣(きぬ)を着る「着更着」から転じたという説や、時気(じき・寒気)更に来る「気更来」からきたという説もあります。

今日は何の日?

節分のイラスト

1日 テレビ放送記念日
1953年のこの日、NHKが日本初のテレビ本放送を行ったことに由来。開局祝賀会の模様や舞台中継、ニュース、映画が放送され、都内7カ所で一般公開されました。当時の受信契約数は866、受信料は月額200円でした。

3日 節分
雑節のひとつで立春の前日。季節の変わり目には邪気が生じると考えられているため、邪気の象徴である鬼を追い払う意味で豆まきをします。地域によっては、焼いたいわしの頭をヒイラギの小枝に刺した「やいかがし(焼き嗅がし)」を、鬼除けに吊す風習もあります。
最近では、その年の恵方を向いて太巻きずしを無言で丸かぶりする習慣も、全国的に広まっています。

4日 立春
節分の翌日にあたります。二十四節気の最初の節で、「八十八夜」、「二百十日」などは、すべてこの立春から数えます。暦の上ではこの日を境に春になります。

6日 海苔の日
1966年、全国海苔貝類漁業協同組合連合会が海苔の消費拡大のために制定。由来は701年に制定された大宝律令で、海苔が産地諸国の産物として年貢のひとつに指定されたことに基づきます。

11日 建国記念の日
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として制定された、国民の祝日。戦前は「紀元節」と呼ばれていました。

14日 バレンタインデー
キリスト教の司祭、聖ウァレンティヌスの殉教を讃える日。当時、ローマ軍の兵士は士気が下がるとの理由から結婚を禁じられていましたが、司祭は密かに結婚をとりもったため、処刑されてしまいました。このことから愛の聖人、カップルの守護神とされ、ヨーロッパではこの日に恋人や友人、家族同士が花束やお菓子を贈り合う習慣があります。
日本では、女性が男性にチョコレートを贈って想いを伝える日として、国民的イベントになっています。

18日 雨水(うすい)
二十四節気のひとつ。雪や氷が解け、雨に変わって降り注ぎ、草木も芽を出し始めるころ。日ごとに春の気配が感じられます。

今月の味 おでん

おでんの写真

家庭の食卓ではもちろん、コンビニでも屋台でも大人気のおでん。一年でいちばん寒いこれからの季節にうれしい、おそうざい鍋です。おでんのルーツは焼き豆腐にみそをつけた焼き田楽「御田」。たねをたっぷりの煮汁で煮こむ今のようなスタイルになったのは、江戸時代以降です。
おでんとひと口にいっても、地域によって味つけや入る具はさまざま。関東では、しょうゆ色の濃いめの汁でじっくり煮こんだものが主流で、ちくわぶや筋かまぼこなど独特のたねが入ります。かつおと昆布のだしでうす味に仕上げ、牛すじや湯葉が入るのは関西風。黒いつゆに黒はんぺんが入った静岡おでん、八丁みそベースで豚もつなどと煮こむ名古屋のみそおでん、豚足入りの沖縄おでんなど、バラエティ豊かです。
ここ数年話題を呼んでいるのが、トマトが丸ごと入るトマトおでん。トマトの酸みとだし汁のうまみがよく合います。トマトをがぶりといくもよし、トマトをつぶしてほかの具と一緒に食べるもよし。新しいおいしさが発見できます。

どこが違う?どう違う?こんにゃく・しらたき・糸こんにゃく

原料はどれもこんにゃくいもの粉。加える水の量と固める方法が違う。
どれも原料はこんにゃくいも。昔は生のこんにゃくいもをすりおろして作りましたが、現在はこんにゃくいもを乾燥させて粉末にした“清粉”を使います。
清粉に水と石灰などのアルカリ凝固剤を加えて糊状に練り、四角い枠に入れて固め、熱湯でゆでて切り分けたのがこんにゃく。しらたきや糸こんにゃくは、加える水の量と、固める方法が違います。

しらたきは押し出し、糸こんにゃくは突き出し。
こんにゃくは清粉1:水38〜40ですが、しらたきと糸こんにゃくは27倍くらいの水で練った、少しかためのこんにゃく糊がベース。これをドロドロのまま小さい穴が開いた筒に入れ、熱湯の中に押し出して糸状に固めたのがしらたき。こんにゃく糊を型に入れて一度板状に固め、ところてんのように突き出したのが糸こんにゃくです。

ひじきの粉を混ぜて、こんにゃくらしさを強調。
一般的にしらたきは白ですが、糸こんにゃくは黒が主流。こんにゃくにも白と黒とがあります。
清粉から作られるこんにゃくは、通常は白く仕上がりますが、ひじきの粉などを混ぜて、わざわざ黒くしているのです。理由は、黒いほうが生のこんにゃくいもから作った昔ながらのこんにゃくに近く、こんにゃくらしいからです。
糸こんにゃくは、かつては板こんにゃくをその場で突いて売っていたことから、その流れを汲んで黒が主流。一方“白滝”の字を当てるしらたきは、その名の通り白いのが売りですが、最近では黒っぽい商品も出回っています。

こんにゃくの写真

板こんにゃくには黒と白が。違いは清粉に加えるひじきの粉。

糸こんにゃくと白滝の写真

突きこんにゃくとも呼ばれる糸こんにゃくと、“白滝”の字を当てる糸状のしらたき。

始めよう、メタボ予防

野菜たっぷりを心がける

メタボリックシンドロームの主な原因は、エネルギーのとりすぎ。主食のご飯や主菜の肉や魚は大事なエネルギー源ですが、たくさん食べるとエネルギーオーバーになりがちです。野菜はほとんどが低エネルギー。しかも、体の調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。

目標は1日350g
野菜は低エネルギーなだけでなく、β-カロテンやビタミンC・Eなど抗酸化作用のあるビタミン類や、カリウム、カルシウムなどのミネラル類、食物繊維が含まれ、生活習慣病の予防にも役立ちます。
1日の野菜の摂取目安量は350g。そのうち、にんじん、ほうれんそう、ブロッコリーなどの緑黄色野菜を120g、残りをキャベツや白菜、レタスなどの淡色野菜でとるのが理想的です。

野菜をたくさんとるには?
ひとくちに350gの野菜といっても、毎日これだけの量をとるのは、案外難しいものです。1回の食事で全部をとるのは無理なので、簡単にすませがちな朝食にもサラダを1品添えたり、昼食は、盛りそばより野菜がたっぷり入った五目そばを選ぶなど、朝昼晩どの食事でもとるように心がけましょう。
また、サラダなど生でとるより、加熱してカサを減らすとたくさん食べられます。今の季節なら、鍋ものがおすすめ。肉や魚のうまみと相まって、たっぷりの野菜も無理なく食べられます。

2月(如月・きさらぎ)の季語と俳句

暦の上ではもう春ですが、まだまだ寒い時季。「春寒」「残雪」など、残る寒さを表す季語の一方、「鶯」「蒲公英」など春の訪れを感じさせる季語も目立ちます。

鶯 【うぐいす】
鶯に ほろりと笹の 氷かな 北枝

『おくのほそ道』紀行中の芭蕉と出会い、途中まで随行した北枝の名句。笹の葉に降り積もった雪が、まわりは溶けて水になり、その水に氷が浮いている。それが今にもほろりとこぼれ落ちそう…。鶯の初音が聞かれるようになっても、まだあちこちに雪や氷が残っている。行きつもどりつようやく訪れた北陸路の春をしみじみと喜んでいます。

馬酔木 【あしび】
馬酔木より 低き門なり 浄瑠璃寺 水原秋桜子

早春、白い花を開き、房のように垂れる馬酔木。牛馬が食べると痺れて酔ったようになるので、この名があります。
俳誌「馬酔木」を主宰した水原秋桜子の代表作。
京都の浄瑠璃寺を訪れると、山門より高く馬酔木が枝を伸ばし、花が香っている。名刹でありながら、意外にも門が小さく感じられた、と詠んでいます。

こんな季語もあります

早春 雪解 春時雨 公魚 猫柳 山焼く 雛菊 春菊 若布 下萌 菜種供養 初午

【ご注意】この情報は2013年2月現在のものです。