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健やか通信2012年12月号

身を切るような木枯らしに、いよいよ冬本番を感じます。一年の締めくくりの月を迎え、何かと忙しい日々が続きますが、クリスマスや忘年会など、楽しい行事も盛りだくさん。寒さが一段と身にしみる季節ですので、風邪をひかぬよう、今月も健やかにお過ごしください。

12月 師走(しわす)
師走とは、年の瀬を迎え、「禅師のように落ち着いた人までが、多忙で走り回るほど忙しい」月という意味です。

今日は何の日?

蓄音機のイラスト

6日 音の日
1877年のこの日、エジソンが蓄音機「フォノグラフ」を発明したことから、日本オーディオ協会が1994年に制定。エジソンは自ら「メリーさんの羊〜」と吹き込み、再生したそうです。

13日 正月事始め
お正月の準備を始める日。昔はこの日からお正月用の餅つきや、しめ縄を作るなどの準備が始められました。江戸時代まで使われていた宣明暦という暦で、この日は「婚礼以外は吉」とされていたからです。
京都の祇園ではこの日、舞妓さんたちが鏡餅などを持って、芸事の師匠のもとへ挨拶に回ります。その姿は京都の年の瀬の風物詩となっています。

21日 冬至
二十四節気のひとつ。一年のうちで昼がもっとも短く、夜がもっとも長くなる日です。
この日を境に日脚が延びていくことから、昔は太陽の力がよみがえる日として盛大に祝いました。また、冬至を境に「運が向いてくる」ともいわれ、「ん」のつくものを食べる風習も生まれました。
「ん」のつく食べものの代表といえば、南瓜(なんきん)、つまりかぼちゃ。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれるのもここからです。ほかにも、れんこん、にんじん、ぎんなん、うどん、こんにゃくなども縁起がよいとされています。

25日 クリスマス
キリスト降誕を祝う、キリスト教の行事です。キリスト教圏では、主に家族と過ごす日。クリスマスツリーを囲んで、プレゼントを交換し合います。

29日 シャンソンの日
シャンソン歌手の登竜門として知られ、文化の発祥地でもあった銀座のシャンソン喫茶の老舗「銀巴里」が1990年のこの日に閉店しました。営業40年、惜しまれながらのフィナーレでした。

31日 大晦日(おおみそか)
「大晦日」または「大つごもり」と呼びます。もともとは「三十日」と書いた「晦日」と、「月籠り」の詰まった「つごもり」は、毎月の最終日を指す言葉。12月31日は一年の最後の日なので、それぞれ「大」をつけることで、ほかの月との違いを表しています。

今月の味 年越しそば

年越しそばの写真

一年の無事に感謝し、新しい年の幸せを願う年越しそば。
年越しそばの習慣が始まったのは、そばが普及した江戸時代になってから。その由来にはいろいろな説があります。よくいわれるのは、そばが細く長いことから、延命長寿や家運が長くのびるように願ったという説。また、そばは切れやすいので、一年の苦労や災厄を断ち切る意味があるともいわれます。そのほか、金銀細工師が、飛び散った金粉を集めるのに練ったそば粉を使うことから、お金が集まりますように、と願いをこめたなどの説もあります。
年越しそばをいつ食べるかには、とくに決まりはありません。お正月の準備を終え、夕食として食べても、除夜の鐘を聞きながら食べてもよいでしょう。ただし、年を越すのは縁起が悪いので、12時までには食べ終えるのがよいといわれています。

どこが違う?どう違う?ピザ用チーズ・溶けるチーズ

ナチュラルチーズは生、プロセスチーズは加熱処理。
チーズには大きく分けてナチュラルチーズとプロセスチーズとがあります。ナチュラルチーズは加熱処理していない生のチーズ。乳酸菌や酵素が生きているため、時間とともに味やかたさが変化します。一方、プロセスチーズは数種類のナチュラルチーズを加熱したもの。加熱によって熟成が止まるため、味や品質が安定しています。

ピザ用チーズはナチュラルチーズを数種類ミックス。
ピザ用チーズはピザやグラタンに合うナチュラルチーズを数種類ミックスし、細かくカットしたもの。
風味がよく、トロリと溶けてよく糸を引きます。モッツァレラ、ゴーダ、チェダー、グリュイエール、エメンタールなど、比較的クセのないチーズが使われています。冷蔵庫で開封前なら3〜4カ月、開封後は1週間ほど日もちします。

溶けるチーズはプロセスチーズを溶けやすく加工。
“とろけるチーズ”などの表示で出回っているのはプロセスチーズです。加熱の段階で、普通のプロセスチーズよりも溶けやすく、糸を引きやすいように処理してあります。スライスタイプが主流です。
加熱加工品なのでチーズ本来の風味にはやや欠けますが、ピザ用チーズに比べて保存がききます。開封前なら冷蔵庫で約7カ月、開封後は2週間ほど日もちします。※賞味期限は商品によって異なります。

ピザ用チーズの写真

ピザ用チーズは細切りタイプが主流。ナチュラルチーズを数種類ミックス。

溶けるチーズの写真

スライスタイプの溶けるチーズ。プロセスチーズを溶けやすく加熱加工。

始めよう、メタボ予防

アルコールは適量を

12月に入ると、忘年会やクリスマスなど、お酒を飲む機会が多くなります。
「酒は百薬の長」ともいわれ、適量を守れば健康維持にも役立ちますが、飲み過ぎは肥満の原因。メタボ予防のためにも、飲み過ぎは禁物です。

お酒は意外に高エネルギー
アルコールのエネルギー量は、日本酒1合(180ml)で196kcal、缶ビール1本(350ml)で140kcal、赤・白ワイングラス1ぱい(100ml)で73kcal。1日の目標摂取エネルギーは2000kcal 程度ですから、比較するとどのくらい高エネルギーなのかがよくわかります。

おつまみの食べすぎにも要注意
お酒によく合うのは、塩辛いものや脂っこいおつまみ。から揚げやフライドポテトなど油脂類を多く含むおつまみは、当然高エネルギーです。調子にのって飲んだり食べたりしていると、すぐにエネルギーオーバーになってしまいます。

週に2〜3回は休肝日を
お酒に含まれるアルコールは肝臓で分解されます。お酒を飲みすぎると分解が追いつかず、肝機能が低下して脂肪肝の原因になります。肝機能を健康に保つためにも、週に2〜3回は休肝日を設けたいもの。メタボ予防に励んだ日々を無駄にしないよう、忘年会シーズンを健やかに乗りきりましょう。

12月(師走・しわす)の季語と俳句

寒さが厳しくなり、「冬」「雪」など時候を表す季語や、「門松立つ」「注連飾る」など、新年を迎える準備に関する季語が豊富です。

冬木立 【ふゆこだち】
斧入れて 香におどろくや 冬木立 与謝蕪村

冬の木立に分け入って、その一本に斧を打ち込んだところ、張り詰めた冬の空気にすがすがしい生木の香りが広がった。木々はみな葉を落とし、一見枯れ木のようだけれど、内部では春に向けて脈々と力が宿っている。生命力の力強さ、みずみずしさを賛美した一句です。

霞 【かすみ】
これがまあ つひの栖か 雪五尺 小林一茶

小林一茶は晩年、故郷の信州に帰り、長い漂泊生活に終止符を打ちました。一尺は約30センチメートル。五尺も降り積もった雪の中にあるこの家が、自分の生涯を終える住まいとなるのか。なんとわびしいことだろう、と詠っています。

こんな季語もあります

年の暮 行く年 年惜しむ 煤払 年忘 年の市 顔見世 餅 初鰤 冬至梅

ポインセチア 枯尾花

【ご注意】この情報は2012年12月現在のものです。