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健やか通信2012年8月号

日射しがひときわ強く照りつける8月。冷やしたすいかにかぶりつくのが楽しみな季節になりました。今月は、お盆の帰省や夏祭り、花火大会に盆踊り…と楽しい予定も盛りだくさん。立秋を過ぎてもまだまだ残暑は続きます。夏バテや熱中症に気をつけて、今月も健やかにお過ごしください。

8月 葉月(はづき)
由来には諸説ありますが、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」から、であるという説が有力。稲の穂が張る「穂張り(ほはり)月」、初めて雁が来る「初来(はつき)月」という説もあります。

今日は何の日?

大文字焼きのイラスト

4日 箸の日
箸を正しく使おうと、「8(は)」「4(し)」の語呂合わせで、わりばし組合が1975年に制定。東京の日枝神社で行われる箸感謝祭をはじめ、日本各地で箸にちなんだ行事が開催されます。

6日 広島原爆の日
9日 長崎原爆の日
1945年8月、広島に世界初の原子爆弾が落とされたのが6日。9日には長崎にも投下されました。毎年この日には、広島と長崎で平和祈念式典が行われます。

7日 立秋
二十四節気のひとつで、秋の気配が表れてくるころ。暦の上では秋に入りますが、実際は真夏日が続きます。この日を過ぎたら、暑中見舞いではなく残暑見舞いを出しましょう。

13〜16日 月遅れのぼん
先祖の霊を迎えて供養する行事。本来は7月の行事ですが、月遅れの8月に行われることが多いようです。インド、中国を経て飛鳥時代に日本に伝わった仏教行事が、先祖の霊を祭る日本古来の行事や収穫祭、水神祭などと結びつき、現在の形になったといわれています。
13日に迎え火をたいて霊を迎え、15日または16日に送り火をたいて見送ります。送り火といえば、毎年16日の夜に京都で行われる「五山の送り火」、いわゆる「大文字焼き」が有名です。

15日 終戦記念日
1945年のこの日、日本の無条件降伏で第二次世界大戦が終結しました。戦没者を追悼し、平和を祈念する日として、各地でさまざまな式典が行われます。

23日 処暑
二十四節気のひとつ。暑さがやむ、という意味で、秋の涼しい風を感じはじめるころです。

30日 冒険家の日
多くの日本の冒険家たちが偉業を成し遂げた日です。1970年のこの日、冒険家の植村直己がマッキンリー単独登頂に成功。世界初の五大陸最高峰登頂者となりました。
また、1965年、同志社大学の遠征隊によるアマゾン川源流からのボート下り、1989年の堀江謙一による小型ヨット太平洋横断もこの日です。

今月の味 カレー

カレーライスの写真

暑い季節は、やっぱりカレー。食欲がないときでも、スパイシーな香りに誘われて、ひと口食べればシャキッと元気が回復します。
カレーの本場といえばインドですが、インドには「カレー」という名の料理はなく、スパイス類を使ったスープ状の料理が食べられています。これが16世紀の大航海時代にヨーロッパに伝わり、カレーという名がついたそうです。
19世紀になると、イギリスでカレー粉が誕生。トロミをつけたカレーソースが作られます。これが明治初期に日本に伝えられ、独自の形で発展していきました。明治末にはじゃがいもやにんじん、玉ねぎが入った定番のカレーが生まれ、軍隊のメニューにも採用されたことから徐々に広まります。昭和30年ごろにカレールーが登場すると、一気に家庭の味として定着、国民的人気メニューになりました。
先人のさまざまな創意工夫に思いをはせながら、カレーを食べて夏バテを吹き飛ばしましょう。

どこが違う?どう違う?豆板醤・コチュジャン

辛みと酸みが調和した中国の唐辛子みそ、豆板醤。
麻婆豆腐やえびのチリソース煮など、四川料理の辛みづけに欠かせない豆板醤。蒸したそら豆を発酵させ、八角や山椒、塩、赤唐辛子を加えて熟成させたものです。
唐辛子そのもののストレートな辛みというよりは、熟成によって生まれる柔らかみのある辛みがもち味。発酵調味料特有の酸みと香りがあり、それが料理の味を引きたて、食欲を促してくれます。
炒めものに使う場合は、香味野菜を炒めたところに豆板醤を加え、弱火でさっと炒めて香りと辛みを引き出してから、主材料を加えて炒めるのが基本です。あえものや辛みダレにはそのまま使えますが、弱火で豆板醤にさっと火を通してから加えると、まろやかな風味になります。

辛みとうまみが調和した、韓国の唐辛子みそ、コチュジャン。
一方、コチュジャンは、韓国料理に欠かせない唐辛子みそ。もち米か大豆に米麹を加えて発酵させ、粉唐辛子、塩、砂糖か水あめを加えて熟成させたものです。
豆板醤と同じく辛みづけの調味料ですが、塩分はかなり低く、豆板醤が18%前後なのに対し、コチュジャンは2〜3%。辛みと同時に甘みも強いのが特徴です。
焼き肉や野菜に直接つけるほか、もみダレやつけダレに加えたり、ビビンパやクッパ、煮ものの味つけにと広く使われます。また、コチュジャンにみそや酢を加えて刺身のつけダレや野菜のあえ衣にしたり、コチュジャンに香味野菜を加えて冷麺や鍋ものの隠し味にするなど、合わせ調味料のベースにも使われます。

豆板醤の写真

麻婆豆腐やえびチリなど中国料理の辛みづけに欠かせない、豆板醤。

コチュジャンの写真

野菜や肉に直接つけることも多い韓国の唐辛子みそ、コチュジャン。

始めよう、メタボ予防

診断基準を知る<HDLコレステロール値>

メタボリックシンドロームの脂質の診断基準は、中性脂肪が150mg/dl以上かつ(または)HDLコレステロール値が40mg/dl未満とされています。コレステロール値は高い方がよくないはずですが、少ないほうがよくないとされるのはなぜでしょう。
コレステロールは過剰になると動脈硬化を促進することから、悪役のイメージがありますが、健康を維持するためにはなくてはならない物質です。コレステロールは血液中ではたんぱく質に包まれた「リポたんぱく」という物質になります。リポたんぱくには体の各部にコレステロールを供給するものと、体の各部からコレステロールを回収するものとがあります。供給するほうは多くなりすぎると血管壁にたまって動脈硬化の原因になるため、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と呼ばれます。一方、回収するほうは動脈硬化の予防につながるので、善玉コレステロール(HDLコレステロール)と呼ばれます。LDLコレステロールが低くても、HDLコレステロールが基準値より低いと、動脈硬化のリスクが高まります。

8月(葉月・はづき)の季語と俳句

夏真っ盛りの8月ですが、暦の上では初秋。「大文字焼き」「茄子の馬」など夏の風物詩とともに、「鈴虫」や「萩」など、秋を感じさせる季語もあります。

朝顔 【あさがお】
朝顔に つるべとられて もらひ水 千代女

朝早く井戸から水をくもうとしたら、朝顔のつるがつるべに巻きついている。切るのも忍びないので、近所に水をもらいに行った。夏の朝の風情あるひとときを詠んだ、江戸時代の有名な句ですが、当時の江戸っ子の解釈は違っていたとか。貴重な水をくむつるべを朝顔にとられるなんて…と、先を見通せなかったうかつさをたしなめる句として捉えられていたそうです。

踊 【おどり】
四五人に 月落ちかゝる をどり哉 松尾芭蕉

俳句では、単に「踊」というだけで盆踊りを意味します。盆踊りはもともとは、お盆に迎えた霊を供養し、あの世へ送り返すためのものでした。宵のうちはにぎやかだった盆踊りだが、だんだん人が減っていって、夜ふけには四、五人を残すだけとなった。月の光が傾いて、長い影を作っている。一幅の絵画のような、幻想的な風景が目に浮かびます。

こんな季語もあります

残暑 新涼 初嵐 盆の月 秋の雷 灯籠流 蜩 法師蝉 蜉蝣 桐一葉 桔梗 女郎花

【ご注意】この情報は2012年8月現在のものです。