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健やか通信2012年7月号

梅雨が明けて、青空がひときわまぶしく輝く季節。いよいよ夏の到来です。山開きや海水浴、花火大会など、楽しいレジャーシーズンもこれから。徐々に陽射しが強く、気温も高くなっていきます。暑さに負けずに今月も健やかにお過ごしください。 

7月 文月(ふみづき)
文月の由来には諸説ありますが、「文披月(ふみひらづき)」を略したものだとか。短冊に歌や字を書いて書道の上達を祈った、七夕の行事にちなむようです。

今日は何の日?

七夕のイラスト

1日ごろ 山開き・川開き・海開き
登山の安全、川や海での安全を祈願する日。
日本には、神様が宿るといわれる山(霊山)がたくさんあり、入山は修行のための山伏や僧侶しか許されませんでした。一般の人が山に入れるのは、夏の一定期間だけ。それが山開きの由来です。川開きは、漁や川遊びの解禁日。もともとは、水神様に水難よけを願う行事でした。このふたつにならって行われるようになったのが海開きです。

1日 半夏生(はんげしょう)
雑節のひとつ。関西では、この日にたこを食べる習慣があります。ちょうど田植えを終える時期なので、「苗がたこの足のように根づいて豊作になるように」との願いをこめて、また、暑い夏に備えて体力をつけるため、といわれています。

7日 七夕
織姫と彦星が天の川を渡って年に一度だけ会うことが許される、という中国の伝説から生まれた行事。日本ではこの伝説に、お盆を前にした禊ぎの風習や、日本古来の「棚機女(たなばたつめ)」の伝説などが結びついて、現在の形になったようです。
七夕には、願いごとを書いた短冊や吹き流しを笹竹に吊るします。6日の夕方に軒下などに飾り、7日の夕方には外すのが本来のやり方だとか。飾った笹竹や短冊を川に流す「七夕送り」という風習もあります。

10日ごろ ほおずき市・朝顔市
全国の寺や観音様で開かれる、夏を告げる縁日です。
なかでも、東京の浅草寺で行われるほおずき市は江戸時代からの歴史をもち、夏バテの漢方薬とされたほおずきを求めて参拝客が集まります。
朝顔市は、東京入谷の鬼子母神が有名です。

24日 河童忌
作家・芥川龍之介の命日。生前好んで河童の絵を描き、また晩年の作品「河童」からとって、河童忌と称されます。

27日 土用の丑の日
土用は雑節のひとつで、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のこと。一般的には土用というと、夏の土用を指し、この期間にある丑の日を「土用の丑の日」と呼びます。
昔から、この日にうなぎを食べると夏負けしないといわれています。

今月の味 そうめん

そうめんの写真

7月7日は七夕。年に一度だけ、織姫と彦星が会うことのできる日です。この日は、願いごとを書いた短冊をつけた笹竹を飾り、そうめんをいただきます。
七夕にそうめんを食べる習慣には、いろいろな説があります。なかでも有力とされているのは、中国の「索餅(さくべい)」説。古代中国の五帝のひとり、高辛氏の子どもが7月7日に亡くなり、その子の霊が鬼神となって熱病を流行らせました。そのとき、霊をしずめるために、その子が好きだった索餅を備えたというもの。索餅は麺の一種で、現在のそうめんのようなものだったと考えられています。
そのほか、「七夕のころは小麦の収穫期にあたるため、小麦粉を使ったそうめんやだんごが供えられた」「そうめんを織姫が織った糸に見立てた」などの説があります。

どこが違う?どう違う?もめん豆腐・絹ごし豆腐

水分を除いて作るもめん豆腐。そのまま固める絹ごし豆腐。
もめん豆腐も絹ごし豆腐も、豆乳に凝固剤を加えて固めたもの。もめん豆腐は、水抜き穴のあいた型に布を敷いて豆乳と凝固剤を流し入れ、プレスして余分な水分を除きながら固めます。そのためきめが粗く、布目や型のあとが残っている場合があります。
一方、絹ごし豆腐は穴のない型に豆乳と凝固剤を流し入れ、水分をほとんどとり除かずに固めます。もめん豆腐に比べてきめが細かく、絹のようになめらかな食感をもつことから“絹ごし”と呼ばれます。

新しいタイプの豆腐もいろいろ。
最近は新しいタイプの豆腐も出回っています。「おぼろ豆腐」や「寄せ豆腐」は、もめん豆腐を作る途中のふわふわとしたかたまりを、そのまま容器に入れたもの。これをざるに入れて自然に水きりしたのが「ざる豆腐」。絹ごし豆腐の材料をパックに流し、加熱して固めたのが「充填豆腐」です。

栄養価ならもめん豆腐。食感をとるなら絹ごし豆腐。
豆腐は、消化しにくい大豆のたんぱく質を吸収しやすい形に加工したものですから、たんぱく質やビタミン類など大豆の栄養価がそのまま生きています。
もめん豆腐と絹ごし豆腐で栄養価を比較すると、エネルギーやたんぱく質は、水分が少ないもめん豆腐のほうが多く含まれています。一方、ビタミンB1やB2など水溶性のビタミンは、水きりをしない絹ごし豆腐のほうが多めに含んでいます。

ゴーヤーチャンプルーの写真

ゴーヤーチャンプルーなど豆腐を炒めるときは、もめん豆腐で。

空也蒸しの酢のものの写真

なめらかな食感とのどごしを味わいたい空也蒸しは、絹ごし豆腐で。

始めよう、メタボ予防

診断基準を知る<血糖値>

メタボリックシンドロームの診断基準のひとつに<血糖値>があります。血糖値とは、いうまでもなく糖尿病の診断基準。健康な人の血糖値は、空腹時で70〜110r/dl未満、食後でも140r/dlを超えることはありません。反対に糖尿病と診断されるのは、空腹時の血糖値が126r/dl以上です。メタボリックシンドロームの診断基準は、その中間、一般的に糖尿病予備軍と呼ばれる「境界型」の数値、空腹時で110r/dl以上、食後で140〜199r/dlを基準にしています(表参照)。
健康な人でも食事をすると血糖値が上がりますが、糖尿病になると、血糖値が高いままの状態になり、動脈硬化がすすんで、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。さらに、さまざまな合併症を引き起こすこともあります。
血糖値が上昇する原因は、肥満や運動不足。メタボリックシンドロームの診断基準を超えたら、食べすぎに気をつけ、早いうちに正常値に近づける努力をすることが肝心です。

血糖値の診断基準

血糖値の診断基準の表

7月(文月・ふみづき)の季語と俳句

梅雨が明けて、暑さも本格的になりますが、俳句の世界では7月はもう晩夏。「炎天」「酷暑」など暑さを表す季語の一方、「秋近し」「夜の秋」など、初秋を感じさせる季語もあります。

暑き日 【あつきひ】
暑き日を 海に入れたり 最上川 松尾芭蕉

「暑き日」は、夏の暑い一日とも、熱い太陽そのものとも詠める季語です。暑かった一日を流し入れるかのように海に注ぐ最上川。沖合に目をやると、あかあかと燃えるような太陽が沈もうとしている。ダイナミックな夏の日没の風景が目に浮かびます。

夏氷 【なつごおり】
匙なめて 童たのしも 夏氷 山口誓子

夏の風物詩、かき氷。「氷水」ともいいます。暑い日に、幼い子どもがかき氷を食べている。スプーンでひと口すくってはなめ、またひと口すくってはなめる様子はいかにも楽しそうだ。子どもの愛らしいしぐさを見つめる、やさしい視線が感じられる一句です。

こんな季語もあります

炎昼 土用 炎暑 夏深し 朝曇 夕焼 夕凪 冷し瓜 行水 花火 蝉 摘草 夕顔

【ご注意】この情報は2012年7月現在のものです。